長きにわたるご愛用、まことにありがとうございました

いつもご利用ありがとうございます。Feedeen運営者の伊藤です。

Feedeenは本年末をもちまして、サービスを終了させていただきます。長らくのご愛用、まことにありがとうございました。2013年にGoogle Readerが終了したことをきっかけに始めたサービスですので、皆様に支えられておよそ12年続けることができました。その間の暖かいご支援には、本当に感謝の念に堪えません。

当初はライフワークとして続けることを目指して始めた本サービスでしたが、ここ数年の運営者の体調の問題から、切迫した状況になる前に計画的にサービスを止めることが妥当と判断させていただきました。ご利用の皆様にはご迷惑をおかけし、たいへん申し訳ございません。

サービス運営中としては、これが最後のご連絡となります。終了直前になってしまい恐縮ですが、必要事項についてご報告させていただきます。

サービス終了と、その後のご連絡について

基本的に、2026年1月1日のいずれかの時点でFeedeenはサービス終了となります。Feedeenの全機能が停止し、トップページ以外のページにもアクセス不能となりますので、本年のうちにデータのエクスポートなど必要な作業を終えていただきますよう、お願い申し上げます。

その後、ユーザーデータのダウンロードを可能にするための作業に入り、準備ができ次第ご連絡いただきます（詳細は後述）。ダウンロード用のURLをご案内し、1ヶ月程度の期間、ダウンロードが可能となる予定です。

feedeen.com のドメインとトップページは、少なくとも数年程度は維持する予定です。ただ、いつかは手放すことになりますので、その後の利用のされ方については保証ができません。サービス終了後は、ブックマークや拡張機能などを速やかに削除されることをおすすめいたします。

もしサービス終了後に運営者にご用件がございましたら、まずは運営者のX（旧Twitter）アカウントにご一報いただくのが無難です。とくにドメインを手放した後は @feedeen.com へのメールなどが誰に届くかわかりませんので、重要な情報をいきなり送信されないようにご注意ください。

データのダウンロードについて

先日お知らせした通り、サービス終了後にユーザーデータをまとめたZIPファイルをダウンロード可能とする予定です。他のサービスへの移行や、これまでの購読記事の保全にお役立てください。

全ユーザーのアーカイブが終了するには数日かかる見込みですので、いったんサービスをシャットダウンしたのちに、ご登録いただいているメールアドレス宛に、改めてダウンロード方法などを記載したメールを送付させていただきます。ブログでも同様の告知をしますので、メールの受信が難しい方は、そちらの更新をご確認ください。

ZIPファイルに含まれるデータは以下のとおりです。

• 購読リスト（OPML形式）
• 購読リスト（CSV形式）
• 全スターアイテム（RSS形式）
• 全フィードアイテム（RSS形式）
• フィルタ設定（XML形式）

OPML形式は多くのフィードリーダーに購読リストを移行するのにお使いいただけます。RSS形式は購読フィードごとに全記事を1ファイルにまとめたもので、Webブラウザ上で簡易なUIを用いて閲覧できるようになっています。

なお、サービス終了後のご提供となりますので、万が一ZIPファイル内のデータに不備があっても修正不可能な場合がありえます。どうしても必要なデータは既存のエクスポート機能などを用いて各自で保存していただきますよう、お願い申し上げます。

おすすめの移行先

すでにサービス終了間際で遅きに失している感は否めませんが、Feedeenからの移行先をいくつかご紹介します。まだ移行先を決めていないという方がおられましたら、参考にしていただければ幸いです。

モバイルアプリのRSSリーダーは割と選択肢が多いのですが、FeedeenのようにWebブラウザでも使えてるサービスとなると、以下の3つに絞られるようです。

Feedly

最もメジャーなサービスで、豊富な機能が特徴です。ただ、あまりに有名なので、こちらが使いやすいと感じる方はFeedeenを使っていないかもしれません（笑）もし使ったことがなければ、真っ先に試してみるべきサービスです。

Inoreader

比較的シンプルなサービスで、純粋にフィードリーダーとしての機能を求める方におすすめです。Feedeenと同様にGoogle Readerを意識していた名残が残っており、キーボードショートカットもFeedeenのデフォルトに近い構成になっています。

Feeder

現代的なUIが特徴のサービスです。モバイルアプリの出来が良いので、そちらを中心に使う方に向いています。もちろんWebブラウザでも利用でき、Chrome拡張の機能も充実しています。

いずれも素晴らしいサービスですので、これら3つを実際に使ってみて、自分に合うものを選ぶのが良いかと思います。運営者自身は、使い勝手がFeedeenに似ている点でInoreaderが最もしっくりきました。とくに一覧表示がFeedeenに近く、違和感なく使えています。さらにSlackのフィードリーダー機能なども組み合わせて、情報収集環境を再構築していくつもりです。移行先に迷っている方は、試してみてはいかがでしょうか。

最後に、繰り返しとなりますが、これまで長らくのご愛用まことにありがとうございます。2026年が皆様にとって、幸多き一年となりますようお祈り申し上げます。良い年をお迎えください。