Google Driveへの定期エクスポート機能を実装しました

Google Readerが終了した昨年 7 月、多くのユーザーが長年蓄積したデータを失うことになりました。フィード・コンテンツのほとんどがWeb上で公開されているとはいえ、自分に必要なフィードを購読して構築したインデックスは、やはり各々のユーザー独自の代えがたい情報です。

私はFeedeenを開発するにあたり、Google Readerのときのようにユーザーが貴重なデータを失う状況を、可能な限り避けようと考えました。もちろんサービスを継続し続けることが第一ですが、なんらかの理由でそれが難しい場合でも、ユーザーのデータは維持されるべきです。

本日、後者の対策の第一歩として、実験的ではありますがGoogle Driveへの定期エクスポート機能を公開しました。この機能を有効にすると、Feedeenが取得したフィードアイテムの情報を、一日に一回、zip形式でGoogle Driveに保存します。また、過去に取得したすべてのフィードアイテムをまとめてエクスポートすることも可能です(約10MBごとに分割したzipファイルになります)。Google Driveのクライアントソフトを使用すれば、それらのデータを自動でローカルPC上に同期することもできます。

機能を有効にするのは簡単です。詳細設定の「外部サービス」でGoogle Driveの「接続」ボタンをクリックし、FeedeenからGoogle Driveへのアクセスを承認してください。

Google Drive への接続

接続後、一日に一回のエクスポートが実行されると、Google Driveに「Feedeen」フォルダが作成されてデータが.zip形式で保存されます。

Google Drive にエクスポートされたところ

過去に取得したデータをエクスポートするときは、Google Driveへの接続後に表示される「すべての過去アイテムをアーカイブする」をクリックしてください。

「すべての過去アイテムをアーカイブする」ボタン

過去アイテムのアーカイブはリクエスト順に処理されていきますので、多くのリクエストが集中していると非常に時間がかかる場合があります。状況やサーバーのメモリ消費などを見つつ可能な限りリソースを割り当てますが、気長にお待ちいただければ幸いです。

今回はあくまで第一歩としてのリリースですので、残念ながらエクスポートしたデータを活用する機能は用意できておりません。今後、ブラウザの拡張機能でエクスポートしたファイルの検索・表示を行うなど、活用方法を開拓していきたいと考えております。ひとまずは動作の安定性などの検証のため、興味のある方はご利用いただければ幸いです。

なお、エクスポートしたzipファイルの中身は単純なテキストファイルですので、プログラミングのできる方なら面白い使い方があるやもしれません。そのあたりでご質問などがございましたら、Twitter, Google+, Facebook などでお気軽にお尋ねください。



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