HTMLからフィードを生成できるようになりました

いつもFeedeenのご利用ありがとうございます。運営者の伊藤です。

告知していたFeedeenのメンテナンスが無事に終了しました。サービス停止でご不便をおかけし、たいへん申し訳ありません。ご協力ありがとうございます。

今回のメンテナンスでは、Webページの表示内容(HTML)からフィードを生成する機能を追加し(以下では「フィード生成機能」と略します)、RSS/AtomフィードのないWebサイトでも購読できるようになりました。。機能の開発にあたっては、皆様からご提供いただいたデータが品質改善やバグ修正の上でたいへん役立ちました。この場をかりてご協力に感謝・御礼申し上げます。

それでは、主な変更点をご紹介させていただきます。

新しくなった購読ダイアログ

フィード生成機能の追加にともない、購読ダイアログも大きく変わりましたので、まずはそちらをご紹介します。従来は購読するURLや名前・所属グループをひとつの画面で入力する仕様だったため、フィードの内容がわからないうちから各パラメータを決めさせるという無茶振りとなっていました。

従来の購読ダイアログ

そうした反省から、新しいダイアログでは最初にURLのみを入力し、次の画面でフィードの選択とともに名前・所属グループを入力する形としました。さらにフィードのプレビュー(各アイテムのタイトルとURL)も表示し、内容を確認しながら購読するフィードを選択できるようにしました。

最初に購読するURLのみ入力する

購読可能であれば、フィードの選択と他のパラメータをまとめて指定

詳細設定画面にあるモバイルデバイス向けの購読追加画面も同様に変更されています。画面の切り替え式ではありますが、こちらも購読前に内容のプレビューが可能です。

左: フィードの選択画面、右: フィード内容のプレビュー

購読してみるまで内容がわからなかった従来の購読ダイアログに比べて、格段に使いやすくなっております。ぜひご活用ください。

HTMLからのフィード生成

RSS/Atomフィードを配信していないWebページでも、表示内容(HTML)からフィードを生成して購読できるようになりました。例えば「Feedeen」をGoogle検索した結果ページのURLも、下記のようにいくつかのフィードが生成されて購読できます。

https://www.google.co.jp/search?q=feedeen の生成結果

フィードの生成は、基本的にHTML内のリンクをグループ化することで実現しており、リンク以外の情報は含まれません。また、生成結果の品質は元になるHTMLの構造に大きく影響されるため、購読したいフィードが生成されない場合は、以下の条件を参考にして良質なフィードが生成されるページを探してみてください。
  • 購読したい情報以外の内容がなるべく少ないページを選ぶ
  • 段組などをあまり使っていない、単純なレイアウトのページを選ぶ
  • JavaScriptを多用した動的なページは避ける
例えば、乗り物ニュースのトップページは多数のカテゴリの記事がまとめて表示されており、良質なフィードが生成されにくい構成になっています。そこで、関心のあるカテゴリの「もっと読む」リンクを辿り、特定のカテゴリだけのページでフィードを生成すれば、おそらく良い結果が得られるでしょう。

なお、RSS/Atomフィードを配信しているWebサイトでも、フィードリストの下に表示される「HTMLからフィードを生成」ボタンをクリックすることでフィードが生成できます。

「HTMLからフィードを生成」ボタン

しかし、更新取得の安定性・信頼性という面においてはRSS/Atomフィードのほうが優れているため、内容に問題がなければ、Webサイトが公式に配信するRSS/Atomフィードを購読することをお勧めします。

CSSセレクタによるカスタマイズ

自動的に生成されたフィードの品質が良くない場合、明示的にCSSセレクタを指定してカスタマイズできます。プレビューの下にある「HTMLからのフィード生成をカスタマイズ」のリンクをクリックすることで、カスタマイズ用の画面が表示されます。

フィード生成のカスタマイズ画面

上半分に購読対象のHTMLが表示されますので、それを参考にして望みのリンクが選択されるCSSセレクタを入力してください。入力後数秒待つか、Enterキーを押すと、「抽出されたアイテム」に生成結果が表示されます。目的のアイテムが含まれていることを確認して、右下の購読ボタンを押してください。

使用できるセレクタは、:focusなどの動的な状態に基づくものを除く、CSS3のすべてのセレクタです。ただし、末尾のセレクタは必ずaタグのみを選択するものでなければなりません。そうでなければ、末尾に「a」セレクタが自動的に補われます。例えば、「.articles」というセレクタを指定した場合、「.article a」として解釈されます。

試用期間中のフィード生成機能の利用について

まず、メンテナンス時点においてユーザー登録済みのアカウントについては、試用期間か否かにかかわらず、フィード生成機能を自由にご利用いただけます。ぜひご活用ください。

今後新規に登録されるアカウントにつきましては、試用期間中のみ、フィード生成機能によるフィードはプレビューまでに制限させていただきます。購読ボタンを押すと利用料金お支払いの案内が表示されますので、何卒お支払いのご検討をお願いいたします。


新たに追加されたフィード生成機能、気に入っていただけましたでしょうか。今後は同機能に磨きをかけるとともに、さらに購読対象を増やすような機能追加も検討しております。ご期待ください!

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